ウィキペディアの『麹』に、『麹、糀(こうじ)は、米、麦、大豆などの穀物にコウジカビなどの食品発酵に有効なカビを中心にした微生物を繁殖させたものである。コウジカビは、増殖するために菌糸の先端からデンプンやタンパク質などを分解する様々な酵素を生産・放出し、培地である蒸米や蒸麦のデンプンやタンパク質を分解し、生成するグルコースやアミノ酸を栄養源として増殖する』という説明があります。」

「麹は、穀物にコウジカビが繁殖したものなのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「そして、コウジカビが出す酵素がデンプンやタンパク質を分解するのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。作った味噌をそのまま販売すると、流通過程で発酵が進み、容器が膨れたり、色や味が変化するので、加熱殺菌したり、アルコールを加えたりして、発酵が進まないようにしてあります。」

「なるほど。渡辺さんが使っている味噌の容器には、通気口がついているということでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。僕が使っている味噌は、アルコールが添加されていないので、発酵が進むため、ガス抜き用の穴が容器についています。」

「それでは、渡辺さんは、生きているコウジカビが入っている味噌を食べているのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「それで、『生味噌』と言ったのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。今考えてみると、小さな鍋のとき、IHヒーターで5分ぐらい温めて食べていたのですが、大きな鍋に変えてからも、5分ぐらい温めて食べていました。」

「それでは、味噌汁が十分温まらなかったのではありませんか」と町会長。

「味噌汁は十分暖かかったので気にしていなかったのですが、大きな鍋で味噌汁を沸騰させるには、どのくらい時間がかかるか測って見たら、8分かかることが分かりました。」

「味噌汁は沸騰していなかったということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「それで、コウジカビが日ごとに増殖していたのですね」と町会長。

「そうなんですよ。僕も、コウジカビが鍋の中で増殖して、大量に入っていた豆腐を分解してアミノ酸ができたため、味噌汁が酸っぱくなったのではないかと思いました。」

「どうやって、アミノ酸ができたことと、アミノ酸欠乏症であることを確認したのですか」と町会長。

「アマゾンでアミノ酸を購入して、飲んでみたら、酸っぱくなった味噌汁を飲んだ時と同じように胸部が緩んだので、アミノ酸ができたことを確信しました。」

「渡辺さんは、コウジカビが繁殖している豆腐入りの味噌汁を飲み続けているのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。1カ月も飲んだら、全身の筋肉が柔らかくなったので、アミノ酸の欠乏症であることが分かりました。」

2021/7/9

<水道後記32>
話は、掘り出した土を乗せたビニールシートの下がびっしょりになっていたというところに戻るが、穴を水道管沿いにキッチンの北側に向かって掘るために、土を少し離れたところに移動することから始めた。

キッチンの裏に向かって穴を堀り始めようとした時、『キッチンの北側にビニールシートを敷いて一晩おいたら、どのあたりまでびっしょりになるのだろうか。それが分かれば、どこまで掘ればいいのか分かるに違いない』と思った。

実験してみると衝撃的な結果になった。床下から水道管が伸びている掘りかけの場所にビニールシートを敷いても、そこより更に西側に敷いても、一晩敷いておくとびっしょりになるのだ。これでは、ビニールシートの濡れ方で水道管が亀裂した場所を見つけることはできない。<続く>

※なぜ、一晩敷いたビニールシートの下が濡れるのかについては未だに解明できていない。汚水処理施設は現在使っていないので、多分、関係はない。原因は土地の傾斜かも知れない。渡辺家の敷地は、見た目には分からないけれども、北から南に、西から東に向かって傾斜している。キッチンの北側は直射日光が当たらないのと基礎のコンクリートが深いので、こういう事が起こるのかも知れない。

2024/6/24